かんちがい

 暴走族のアンチャンが、エンジンの音たからかに人目のつく所を信号も速度も無視して走り回る。「オレは何てカッコ良い、こんなにうまく運転ができる、女の子たち見てくれているかな」と思っているでしょう。ところが大きなカン違い。普通の一般市民は全部が全部「あいつアホかいな」と思ってみているだけです。いずれどこかで大怪我をして骨折ですめば良い方がセキの山。「運転がうまい」と思うのも、これも感違い。回りの車がこりゃあぶないとスピード落すか、止まってくれるので、車のあいだをスイスイと行けるだけのこと。みんなが彼らアンチャンの単車や車に挑戦してつっかかったらあのスピードでは死ぬのが当たり前なのに気がつかない。
 自分の力でカッコ良いのではないのです。企業がつくった世界にほこるエンジンや単車に女の子はほれているだけなのですよ。自分だけの姿にほれているのではないのです。
 原宿から出てきたような女の子もそうですよ。いつの時代でも娘さんは娘さんらしくすれば良い。自分に似合うファッションとは一体どういうのかを考えてほしいのです。「この娘ずいぶん遊んでるな。ヒッかけられるな」と、思われているのにね。そんな自分を軽薄にすることはありません。
 サングラスもそのようです。昔のクラマ天狗や桃太郎侍だってフクメンはしていても目はきちんと出していた。今は全く逆で、きれいな黒目をサングラスでかくし、よけいに人相が悪くなる。それをカッコ良いと思ってる。大きな大きな感ちがい。日本人は太陽光線につよい人種です。運転するでもないのに、夜中でもかけてる人がいる。目立つことが好きならば、自分の能力できそいましょうよ。自分だけが自分をつくりあげることができるのです。ひくつになることはありません。
 若さのなかで自分をみつめて、素直な心になりましょうよ。

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